印旛・手賀沼環境あっぷ協議会 設立趣意書

「利根川に注ぎ、また利根川から流入する」印旛沼と手賀沼は、同じ母なる利根川につながる兄弟沼であり、この兄弟沼は、私たちに多くの恵をもたらしてきました。千葉県の産業基盤となる農業・工業・水産業をはじめ、県民の飲用水や流域の自然環境など、私たちの暮らしはこの兄弟沼と共に成り立ってきたといえます。

一方では、水質環境の悪化により、共に湖沼法における対策を打つべき特定湖沼に掲げられ、千葉県では水質保全計画を策定して、目標達成に向けて県流域市町村が継続して取り組んでいます。私たちも、平成17年度及び18年度に、千葉県NPO活動推進課事業として「印旛沼あっぷ事業」に取り組み、2ヵ年で船橋・白井・八千代・佐倉の4市で18事業を市民主体で実践してきました。

このように、流域では多くの住民団体やNPOが、行政と連携して多様な取り組みを継続しており、こうした住民やNPOの経験や力をどれだけ活かすかが効果的な事業推進には極めて重要であると考えます。

加えて、昨今広がりつつある企業の社会的責任(CSR)においても、県内企業が行う環境や社会貢献分野での受け皿として、また地域社会の重要なパートナーとして、地域で活動するNPOなどとの連携も求められてきています。

これまで各団体やNPOが身につけてきた経験や技術といったノウハウは、何処でも共通して使える貴重な財産であり、エリアを流域ごとに小さく区切って対応していては、必要な場所に大胆に波及させることができません。より広く、よりスピードを持って環境改善や地域活性化の事業を展開させる為にも、印旛沼と手賀沼の兄弟沼のように、またそれを結ぶ母なる利根川のように、「印旛・手賀沼環境あっぷ」を合言葉に、NPOをはじめ、住民、企業、行政が共に手を携え、連携しながら取り組む必要があると確信しています。

こうした状況を踏まえ、印旛沼と手賀沼流域を良好な環境として次世代に継承するために、住民、企業、行政と協力し、流域で環境改善に取組む諸団体を支援し、必要に応じては自ら実践しながら、流域環境の向上と地域社会の活性化を推進することを目的に、NPO、住民、専門家、行政、企業など多くの関係者の協力を得て、ここに任意団体「印旛・手賀沼環境あっぷ協議会」を設立します。

平成19年7月8日
印旛・手賀沼環境あっぷ協議会